採用時研修
こんにちは。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。この記事をご覧いただいて、ありがとうございます。
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研修所の「寮」に入る
税務職員は、採用されてから研修を受けます。国税専門官の場合は「専門官基礎研修」といいまして、埼玉県にある税務大学校という研修施設に全国から新人の税務職員が集められて3カ月間研修生活に入ります。
全国から集められるだけあって、研修所には寮も併設されています。
もとから東京や埼玉あたりに住んでいる職員はともかく、私のように地方から出てくる人間にとってはありがたかったなと思います。
アパート借りろと言われても、東京の地理がわかりませんし、研修も3カ月間だけですしね。
寮の部屋は割と広く、一人で住む分には十分でした。
さすがに、風呂トイレは室内にあったものの、炊事場は共用。冷蔵庫、電子レンジも。
食生活をどうするかが、一番の悩みでしたね。スーパーがある駅前まで歩くと、20分以上かかるし。(今では、近くにコンビニがあるようです。これはうらやましい)
平日は、食堂が比較的遅くまで空いているのでなんとかなりましたが、休日は・・・。
勉強漬けの生活
入校式(!)も終わると、いよいよ研修生活のスタートです。
各税金の概要から、ビジネスマナーまで。勉強勉強・・・。
簿記の勉強も、もちろんあります。というか、研修中に簿記2級の試験を受けさせられます。(入社時にすでに持っている人は対象外。)
なので、今年入社する方は、簿記の勉強をがんばりましょう。
そして、これから国税職員の採用試験を受ける方は、内定をもらったら簿記2級を取っておきましょう。多少は、研修での勉強がラクになります。
勉強漬け、と書きましたが、「勉強しているだけで給料がもらえる」ということ。学生時代ではあり得ませんね。給料が出る=仕事として勉強しているということでもあります。それに、「税務大学校」とはいいますが学生ではなく社会人だ、と研修所の職員から事あるごとに言われていました。
あと、口うるさく言われたのは、「5分前行動」でした。
開始時間の5分前には現地ですぐに動けるように待機していることです。
できていない新人は、厳しく指導されていましたね・・・(遠い目)
同期と楽しく
研修生活は、楽しかった思い出の方が多いです。
「班」(クラスのようなもの)と呼ばれる単位で行動することも多いので、同じ班のメンバーとご飯を食べたり、飲み会をしたり。勉強を教えあったり。
それに、同じ班のメンバーは、同じ国税局に採用されていますので、研修が終わって税務署に配属された後も顔を合わしやすい場所にいますし。都内の近くの税務署にいたりとか。
それこそ、税務署で働きだした後も、班のメンバー同士で集まって食事したり、ということもありました。
この研修生活は、勉強もそうですが、同期同士のつながりを作るという意味合いも大きいのでしょうね。