採用されるときに知っておきたかった事
こんにちは。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。この記事をご覧いただいて、ありがとうございます。
①職場の年間スケジュールを知る
私が税務署に異動したとき、特に、法人の税務調査担当になった際には、周りに追いつくために、いろんな調査事例や税法の知識を学ぼうとしました。でも、今思えば、遠回りだったかなと思います。
今だから言えるのは、税務署に配置されてまずやるべきことは、職場のスケジュールを知ることです。
職場のスケジュール。大きく言うと、
- 国税局・税務署全体で、異動日の7月10日~翌年の7月9日までにどういうイベントがあるのか?
- 自分の今いる部署で、異動日の7月10日~翌年の7月9日までにどういうイベントがあるのか?
小さい範囲では、
- 税務調査の全体の流れ。会社に行ってすぐ終了・・・、ではないということ。
- 内部事務、つまり税務調査以外の仕事の流れ。特に、「更正の請求」など。
こういうことを知っておかないと、段取りよく仕事を進めることができません。こういうのって、意外とサラッと全体に共有されているので見逃していると自分が痛い目にあいます(=いつの間にか期限が迫っている)。
②人事の仕組みを知る
これも大事。
こういうの、公に教えてくれなかったりします。
ただ、将来的に自分がやりたい仕事、やってみたい仕事をするためには、その仕事を担当している部署に異動する必要があります。
どうすれば、その部署に異動できるのか。
第一には、
今のポストで高い評価を受けること
です。
では、どうすれば高い評価を受けることができるのか?
・・・と、このようなことを、情報収集しておくと良いのです。何にも知らず、なんとなく働いていればやりたい仕事ができるかというと、そんなことはありません。
③納税者(社長)とたくさんコミュニケーションをとる
税務署の調査で対応していただくのは、基本的には会社の社長さんです。(法人調査の場合)
色んなタイプの方がいらっしゃると思います。
税務署の税務調査は、基本、調査官が1人で行きます。1人で社長さんや顧問の税理士に、会社の状況や取引についての質問、指摘事項の説明をこなすことになります。
そこでコミュニケーションをとることで調査が進めやすくなりますし、社長さんや税理士の話を直接聞くことで学びになります。
社長さんの話を直接聞けるって、普通はないですから。
調査に伺った際は帳簿ばかり見るのでなく、社長さんと友達になるくらいのつもりで、お話しできると良いですね。