税務署の法人税調査③ 年明けから確定申告時期まで
こんにちは。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。この記事をご覧いただいて、ありがとうございます。
調査は年明けスタート。でもその予約は・・・?
上期の調査が一段落した12月中ごろ。
そろそろ今度は年明けの税務調査の準備に入ります。
税務署に入ったばかりの頃は、年明けの調査は年明けになってから納税者に連絡していましたが、段々前倒しに・・・。国税局に異動する直前くらいだと、年末に納税者に電話して年明けの税務調査の予約を入れるようになっていました。
納税者からすると、不愉快だと思います。
仕事もプライベートも、年末に向けてバタついているときに年明けの税務調査のお知らせ・・・。
モヤッとして年越しすることになりますからね。
2月上旬までに調査を決着させることができるか
1月に調査をしていると、どうしても「確定申告」の時期が気になります。
段々、税理士が忙しくなってくる時期ですね。確定申告を迎えてしまうと、基本的には調査はストップします。進まなくなってしまいます。
そのため、税理士が関与している法人に調査に伺う場合は、2月の第一週に調査を入れるのが限度でした。2日間できちんと終わらせることができるかどうか、が大事なポイントです。
ここで終われなかった場合は、3月下旬まで調査を続けることになってしまいますので・・・。
逆に、確定申告時期までに、抱えている調査案件を終わらせることができれば、仕事上でも一段落、という状態になります。
税務職員が勝負をかける最後の時期
このあたりの時期に、税務職員は人事の希望を出したり上司との面談があります。
つまり、確定申告の時期までにいかに良い成績を上げることができるかで来年の仕事内容が変わってくるということでもあります。